事業計画

事業計画


令和6年度 滋賀県視覚障害者福祉協会 事業計画

1 社会福祉事業・公益事業
第1 法人本部
社会福祉法人として、法制度に基づく適正な運営と財政基盤の確保に努めるとともに、日視連との連携を図りながら活動します。
1 会議・研修会等の開催
 (1) 評議員会 2回開催  6月21日(金)、3月21日(金)
 (2) 理事会  4回開催  6月、9月、12月、3月
 (3) 監事監査  決算監査  5月下旬
 (4) 正副会長会議  随時開催
 (5) 各部会  地区会長部会、女性部会、青年部会、あはき部会、生活環境改善部会
 (6)苦情解決委員会 定例会  3月21日(金)
 (7)評議員選任・解任委員会  必要に応じて開催
 (8)組織検討委員会  随時開催

2 日視連との連携
 (1) 全国大会参加
    日視連全国大会     6月2日(日)~3日(月) 熊本県
    日視連全国団体長会議     3回程度       東京都
    全国視覚障害女性研修大会 9月4日(水)~5日(木)香川県
    日視連女性協議会代表者会議   3月        東京都
    全国視覚障害青年研修大会9月15日(日)~16日(月)大阪市
日視連スポーツ協議会代表者会議 数回        東京都(予定)
日視連弱視部会       3回程度        東京都
(2) 近畿ブロック大会参加
   グランドソフトボール大会    5月26日(日)  和歌山県
    卓球大会            未定        京都府
(3) 近畿ブロック会議参加
    近畿ブロック委員会  第1回  6月14日(金)  大阪府
         第2回 11月(日は未定)  兵庫県
    近畿団体長会議         2月(日は未定)  堺市
    近畿女性部連絡会議      11月29日(金)  奈良県
    近畿スポーツ部会   第1回  未定        未定
第2回            大阪市
    近畿青年部委員会   第1回  未定        堺市
               第2回  未定        滋賀県
    あはき部会       未定            未定

第2 法人事業
日視連や県などの事業と連携を図りながら、自立と社会参加を促進する取り組みを進めます。
1 各部会の事業
  地区会長部会   組織強化のための活動
  女性部会     家庭生活訓練教室の開催
  青年部会     部会強化のための活動
  あはき部会    職域の確保、技術研修会の開催
  生活環境改善部会 福祉制度等の改善のための活動
 家庭生活訓練教室の企画運営方法の見直しを関係部会等の協力により行う。
2 地区協会活動助成
  地区協会の組織強化と活動を推進するため助成金を交付する。
3 広報「星光」の発行
  墨字、点字、音声、電子メールで提供する。  年12回発行
4 用具の紹介、消耗品の販売
5 視覚障害者の安全な移動を図るための活動
6 視覚障害者の就労支援の継続
 (1) 医療機関等への訪問マッサージの継続
 (2) 障害者働き・暮らし応援センター、ハローワーク等の就労関係機関との連携
 (3) 就労への啓発活動
7 障害者スポーツの振興
 (1) 障害者スポーツの啓発・理解促進
  視覚障害者スポーツを通じて、参加者相互の親睦と交流を深め、地域住民などへの理解と関心を喚起する。また、広く障害者スポーツを啓発する。
 (2) 障害者スポーツの振興・体力増強
  スポーツ競技を行う楽しさを広く感じてもらい、合わせて体力増強につなげる。
 (3) 第79回国スポ・第24回全国障害者スポーツ大会への参画
  2025年に滋賀県で開催される全国障害者スポーツ大会に協力し、機運を高めるとともに選手の発掘を行う。
8 盲導犬の啓発活動
  滋賀県盲導犬使用者の会「びわこハーネスの会」との連携や関西盲導犬協会の育成事業に対する協力などにより盲導犬に関する理解を啓発する。
9 各種選挙における投票環境の整備
  国政選挙や地方選挙が実施されるにあたり、選挙権がより行使しやすいように環境の整備に努める。
10 厚生労働大臣免許保有証交付にかかる業務
11 視覚障害者センターに係る自主事業
  視覚障害者センターの設置目的に合致し、かつ管理業務の実施を妨げない範囲において、協会が次の事業を実施する。
  (1) 広報等情報受託事業
   滋賀県、滋賀県議会および県内市町広報誌、その他資料の点訳・音訳業務および視覚障害者ならびに関係機関への発送業務を受託する。
  (2) 地域活性化事業
   視覚障害者センターが実施主体となり、視覚障害者の集い等を開催することにより、地域における視覚障害者の連携づくりと地区協会の活性化を推進する。
12 機器整備事業
  点字刊行物・音訳刊行物の発行、広報等情報受託事業を実施する上で必要な機器等、および視覚障害者センター業務の一層の効率化・高度化を図る上で必要となる機器等について計画的に整備する。
13 視覚障害者関係機関および団体との連携
14 新型コロナウイルス感染症への対応
  感染状況を踏まえつつ必要な対応を行う。

第3 滋賀アイステーションの経営
主に視覚に障害のある利用者が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、利用者に対し就労の機会や交流の場を提供する。また、滋賀アイステーションのサービスの質の向上を図る。
1 事業内容
 (1) 生産活動
  利用者の個性・体調・能力に応じ、各自の自主性を重んじつつ、過重な負担とならないよう支援する。また、楽しい雰囲気で、作業に取り組めるよう支援する。
  ① 作業内容
   名刺等への点字印刷や靴下の製造過程で発生した端切れを利用した「カラフルおざぶ(座布団)」の製作、点字用紙を活用したカゴや紙袋の製作、組紐を使用したストラップなどの製作、毛糸を使用したアクリルたわし(パンダいちご)の製作、出張マッサージ等の作業を行う。また、他の施設等から軽作業を受注する。
  ② 製品の販売
   製作した製品の販売先を確保するとともに、福祉関連や地域のイベント会場で販売する。
 (2) レクリエーション
   日頃の心身の疲れを癒やし、元気を回復するため、レクリエーションを行う。また、施設・工場見学等を通じて、地域の人々との繋がりを作り、生活の質を高める。
2 事業の規模
 他の福祉関連事業所と連携を図り、年間利用者の目標は2,160人(一日平均利用者数9.0人)とする。

第4 県立視覚障害者センター管理運営事業
滋賀県から指定管理者としての指定を受け、県立視覚障害者センターの管理運営を行う。
1 視聴覚情報提供施設事業
 (1) 点字図書館の充実強化
  ① 図書の貸出サービス
   県内公共図書館との連携、オンラインシステム「サピエ」を利用した県外点字図書館との連携による利用を拡大する。
   貸出計画 点字図書 800タイトル(3,000冊)
   録音図書 テープ版 350タイトル(2,000巻)
   CD版 9,000タイトル(9,000枚)
   利用者数 点字図書 延べ   600人
   録音図書 テープ版 延べ    150人
         CD版 延べ  3,000人
   サピエからのダウンロードによる情報提供
  ② 図書の整備
   ア 点字図書
     点訳ボランティアの協力を得て点字図書を製作、専門書等点訳が困難な図書の購入による点字図書を拡充する。
     蔵書増加計画   300タイトル(1,000冊)
   イ 録音図書
     音訳ボランティアの協力を得て録音図書を製作、デジタル化に対応したCD図書の整備による録音図書を拡充する。
     蔵書増加計画  CD版 300タイトル(300枚)
  ③ サピエの利用促進
図書情報システム(サピエ)、デイジー図書の利用方法等の相談   を受ける体制を整備する。
 (2) 利用者サービスの充実
  ① 図書利用者との連携
   ア 図書情報誌の発行
     新刊図書の紹介、視覚障害者センターのお知らせを掲載した情報誌「ぶるーれいく図書情報」を発行する。(年4回)
   イ 交流研修会の開催
     利用者、ボランティア、センター職員による交流研修会を年1回開催し、交流と情報交換を行う。
② プライベートサービスの提供
     利用者から個別に依頼を受けて、資料の点訳・音訳やテキスト化、点字データのプリント、音声データのダウンロード、対面音訳などのサービスを提供する。
  ③ ボランティアとの連携
     ボランティア向け情報誌として「ぶるーれいくボランティア情報」を発行する。(年4回)
(3) 点字器の貸出
   教育機関や福祉関係機関等の福祉教育の実践のため、希望者に点字盤の貸し出しを行う。

2 利用促進事業
 視覚障害者センターの効用を最大限に発揮するため、広報の充実および地域社会との連携を深めながら、利用促進を図る。
 (1) 広報の充実
   ホームページの更新、パンフレットの作成・配布、行政や報道機関へ情報を提供する。
 (2) 施設見学の受け入れ等
   施設見学の受け入れ、福祉講座への講師派遣、教育機関からの依頼による研修生の受け入れをする。

3 施設の維持管理
 施設の適正な維持管理のため外部に委託し、施設の保守管理、清掃、保安警備等を行う。
 (1) 消防用設備、空調設備および自動ドアの保守管理
 (2) センター内の日常清掃、定期清掃
 (3) 機械警備によるセンターの保安警備
 (4)複写機、輪転機およびデュプリケーター(CDコピー機)の保守
 (5) 会計システムの保守

4 防災に関する取組み
 災害時における施設利用者や施設従事者の安全確保を図り、施設の適正管理を行うため、防災に関する取組みを進める。
 (1) 避難訓練の実施
 (2) 災害時における福祉避難所指定に伴う関係機関との連携
 (3) 各地域での取組みに対する支援

第5 社会参加促進事業
視覚障害者センターおよび県内各地において、視覚障害者の社会活動への参加を促進する事業を実施する。
1 点字広報等発行事業
 協会の広報「星光」(毎月発行)を点字で提供する。
 紙上交流誌「わいわい広場」(年2回発行)を墨字、点字、音声、メールで提供する。
2 点字情報ネットワーク事業の実施
 日視連から配信されるJBニュースを希望者に点字として提供する。
3 点訳・音訳ボランティアの養成
 図書の点訳や音訳、文書の点訳、対面音訳、テキストデイジーの製作などの活動をしているボランティアの技術向上を図るため講習会を開催する。
 ・点訳・音訳ボランティア中級講習会の開催
 ・テキストデイジーボランティア養成講習会の開催
 ・ボランティア研修総会の開催
 ・ボランティア情報誌「ぶるーれいくボランティア情報」を発行(年4回)(再掲)
4 同行援護従業者養成事業
 同行援護従業者を養成するため、一般課程及び応用課程の講習会を開催する。
 一般課程 4日間、延べ20時間
 応用課程 2日間、延べ12時間
5 指定居宅介護事業者情報提供
 他府県の旅行先で必要な同行援護者が確保できるように、同行援護事業所などの情報を提供する。
6 家庭生活訓練事業
 家庭や社会生活に必要な知識や技術を習得できる教室等を地区協会と連携して県下各地で開催する。(延べ41回)
7 生涯教室の支援
 趣味、一般教養、健康管理に関する自主活動を支援する。
 歌謡、民謡、歌声サークル、社交ダンス、五行歌等
8 体育振興事業の実施
 グラウンドゴルフ競技会等を開催する。
9 生活行動訓練
 日常生活に必要な知識や技術を習得できるように、点字訓練、歩行訓練を実施する。
10 点字フェスタの開催
 点字技能のレベルアップや点字に触れる機会の提供など点字を普及するため、点字フェスタを開催する。また、様々な催しに参加し、広く点字を紹介する。
11 家族教室の開催
 視覚障害者と家族向けの教室を年2回開催して、自立と社会参加を支援する。
12 視覚障害に関する相談会
 視覚障害について悩みや不安のある者に、視覚障害当事者が相談に応じ助言する相談会を年6回開催する。

第6 IT利用促進事業
滋賀県等から視覚障害者のIT活用の推進に関する業務を受託し、次の事業を行う。
1 IT活用の推進
 (1) IT講習会開催事業
  センターと県内各地で2回程度開催し、参加者のレベル・要望に応じた講習を実施する。
 (2) ITサロン事業
  利用者がパソコン、携帯電話、プレクストーク等の情報機器について、操作方法の相談、情報交換、IT体験ができるサロンを開催する。 
 (3) ITボランティア養成事業
  県障害者ITボランティア養成講習会の視覚障害者支援コースと して講習会を開催する。また、ITサロン、IT講習会、利用者宅へ ボランティアを派遣する。
2 IT訪問支援の充実
 (1) IT支援センター事業
  視覚障害者支援専門のサポーターを配置し、利用者の個別訪問指 導をする。
 (2) デジタル機器利用支援
 専任職員を配置し、パソコン、CD読書機、携帯電話、タブレットなどの機器の操作方法を電話や訪問により指導する。

第7 読書バリアフリー推進事業
視覚障害者等の読書環境を整備するため、読書バリアフリー推進員を配置するなどにより、当事者をはじめ公立図書館等やボランティアなど支援者の取り組みを支援する。
1 読書支援機器や支援ソフトの活用支援
  視覚障害者等が読書支援機器や支援ソフトを有効に活用できるよう、機器の貸出や機器とソフトの操作・設定について個別のサポートを行う。
  ・デイジー図書再生機等の貸出および操作方法の支援
  ・画面音声化ソフト等の操作や設定の支援
2 読書支援機関やボランティアの支援
  読書バリアフリーを推進する公立図書館等の支援機関やボランティアをこれまでに有している専門的な知識、技術やノウハウを活かして支援する。
  ・読書支援機関を対象とする研修会の開催
  ・ボランティアの養成や市町等のボランティア養成の支援

第8 公益事業
1 治療奉仕等地域貢献活動に対する支援事業 
  地区協会が実施する治療奉仕など地域に貢献する活動への助成をする。 
2 地方公共団体への土地貸与事業 

2  視覚障害者相談事業
1 個別相談の受付
2 関係機関や地区協会への紹介

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